小職も今年で数え年40歳になるわけですが、そんな
私でもフレッシュな新入社員の時期がありました。私
の社会人のスタートは東京にある学校法人大原学園と
いうところでした。当時の新入社員研修で部長(今の
小職と同じ年齢だったと記憶しています。)から教わ
った内容で一番印象に残った話を取り上げさせていた
だきます。それは、講師は「五者の精神」を持って講
義に臨むべしというものでした。
①学者たれ
人にものを教えるのであれば、膨大な知識を身に付け
る必要がある
②役者たれ
人を惹き付ける為に、講師という役に徹する
③易者たれ
道しるべを与え、受講者の不安を取り除く
④芸者たれ
楽しく学ぶためにユーモアも必要
⑤医者たれ
受講者のタイプや性格を見抜き、夫々に合った指導
をする
この「五者の精神」は、実はあらゆる職業に共通する
もので、税理士になった現在でも実は必要な考え方で
あるため、今でも時折思い出して、初心を大事にする
ように心掛けています。