自称・若手税理士の片岡です。
今月から所得税の確定申告がスタートしますが、私た
ちを取り巻く環境の変化に国税庁も苦心しているよう
です。
副業の容認やフリマアプリの普及による物品の売買な
どにより、それまで会社の年末調整だけで課税関係が
完結していたサラリーマンの方であっても確定申告が
必要な場面が増えてきましたが、申告の要否がわから
ない方も多く申告漏れが頻発しているのです。
↑国税庁HPより
国税庁も具体的な事例を挙げて注意喚起していますが
国民全員が理解できるはずもなく、難儀しているよう
です。
所得を国側で把握できる割合を俗に所得の捕捉率とい
いますが、サラリーマンの給与所得などは年末調整を
とおして捕捉しやすい反面、個人間の取引は捕捉しず
らいのが世の常です。
なので給与所得以外の所得20万円以下のサラリーマ
ンは申告不要とするなど徴税コストの費用対効果で少
額不追及とする措置などもありますが、今後はこのあ
たりの措置が変化していきそうな予感があります。