今年の大河ドラマ「西郷どん」観ていらっしゃいますか。1月最後の回では渡辺謙さん演じる島津斉彬が父・斉興に藩主交代を迫るシーンがありました。
さて、渡辺謙さんの出世作は同じ大河ドラマの「独眼竜政宗」ですが、政宗の場合には父親が戦で戦死し家督を相続し、同時期に中井貴一さんが主演で人気があった大河ドラマ「武田信玄」では武田晴信は父・信虎を国外に追放して家督を相続しました。また時代は下り江戸時代になると「無嗣断絶」といい跡取りがいない為に大名家が取り潰されることも多々あったようです。
昔の大名の家督相続は今でいうところの事業承継であり、上記の事例だけ見ても現代の事業承継問題と全く同じことで、そういう意味では事業承継も古くて新しい問題であると言えるのではないでしょうか。
昨年の衆議院選挙で圧勝した自民党が選挙公約で「中小企業・小規模事業者の円滑な世代交代・事業承継に資するよう、税制を含め徹底した支援を講じる。」としていたこともあり、今年は事業承継支援施策が本格的に実施されることとなるでしょう。
この10年間で経営者の平均年齢は約10歳高くなりました。つまり、この10年間あまり事業承継がうまくいかなかったことを意味します。一方、人間の健康寿命には上限がありますので、各企業では事業承継には早めに着手した方がよろしいかと考えられます。
当事務所では既に10年前に事業承継を終え、関与先のこれからの事業承継支援に全力で取り組む体制を敷いております。これから事業承継をお考えの方がいらっしゃいましたら何なりとご相談ください。